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2005.10.05

NO.82 監査法人の内部統制

監査役A:中央青山監査法人はカネボウの粉飾決算事件で会計士が起訴されたのを受けて、再発防止策などを発表しましたね。

監査役B:監査体制の強化と法人経営の改革、社員のコンプライアンス(法令順守)意識の徹底と法人内部の審査機能の強化・・・、こう見ていくと問題を起こした企業の再発防止策と同じですね。

監査役A:監査体制を強化するために監査業務の一斉点検を一年以内に実施するようですね。

監査役B:法人経営についての改善策では、新たに選任される理事が部門長など現場のトップを兼任しないこととしたようですね。

監査役A:監督と執行の分離は、内部統制の基本中の基本ですね。

監査役B:60歳以上の社員を対象に早期退職制度を導入するようですが、と言うことは、最近の目まぐるしく変わる会計基準や法律改定に追いつかないと言うことでしょうか?

監査役A:フォロー教育を年間80時間受講することが義務づけられましたね。

監査役B:奥山章雄理事長は再発防止のために、倫理意識を徹底させるため、全社員に宣誓書の提出を求めるようですね

監査役A:この宣誓書もどこかで聞いた話ですね。

監査役B:社員の評価基準も従来、営業力が重視されていたようで、そのことを問題視して、監査のリスク管理などに重点を置き変えるよう改める。

監査役A:会計士も営業力が重視されていたのとは驚きですね。

監査役B:監査の状況を綿密にチェックするため内部の監査体制も強化する。そのために内部監査部の専任者を4人から20人に増やす。それで全社員が二年に一度は必ず内部監査を受けることを義務付ける。

監査役A:企業で言う内部監査ですね。

監査役B:このように見てきますとまさに「紺屋の白袴」ですね。

監査役A:企業の内部統制を監査する立場にあるので、自らがキッチリしないとモノが言えませんね。

監査役B:それにしてもこのことから学ぶことが多いですね。お陰さまでいくつかの監査テーマが見つかりましたよ。■ 2005・10・05


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