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2005.11.02

NO.86 コーポレート・ガバナンス


監査役A:一昨日(10月31日)、全国社外取締役ネットワークや日本取締役協会などが主催の「グロ一バル市場の進展と日本のコ一ボレート・ガバナンス」というテーマのセミナーに出かけてきましたよ。

監査役B:また、大げさなテーマですね。

監査役A:そうなんですよ。このようなレベルのことばかりでは実務的には問題ですね。

監査役B:何か役に立ちそうな話がありましたか?

監査役A:良かったのは北城恪太郎さん(経済同友会代表幹事・日本IBM会長)の話でした。

監査役B:要点をお教え下さい。

監査役A:一つは「日本のコーポレート・ガバナンスは脆弱である。」と言っていましたね。まず、日本の取締役会はトップを選ぶことや関与することについて脆弱である。また、取締役会がトップのワンマン経営に対して軌道修正ができない。取締役個人でもトップが環境の変化を読み切れずに間違った方向に行こうとしているときNOが言えない。もしもNOと言えばクビが飛ぶ。再就職ができない。

監査役B:監査役もNOと言いにくいですね。元上司ですし、睨まれると監査もしにくくなりますし・・・。それで何か良い解決策の提案がありましたか?

監査役A:トップから独立した社外取締役を複数入れることを勧めていましたね。

監査役B:しかし、社外取締役は居ないという話ですが。

監査役A:各社の社長を終えた人は、自社の経営にいつまでも関わっておらずに、他社の取締役をすべきだと言っていましたね。

監査役B:社外の目を入れる、そして透明性を高めていく、必要なことですね。
しかし、実態は社外取締役は社長の友人であったり、取引先であったりyes manを入れているようですが・・・。

監査役A:余ほど私利私欲が無く、会社を長期的に良くしていこうと考えるトップでないと易きに流れるようですね。

監査役B:やはり、トップ次第ですね。これでは堂々巡りですね。

監査役A:監査役が社長から耳を傾けてもらえるような関係になって、コーポレート・ガバナンス体制を徐々に良くしていくことですね。

監査役B:しかし、トップのクビを切れないのでは・・・。

監査役A:そのことばかりに囚われているとトップが関わらない不祥事の防止ができないですよ。

監査役B:なるほど、そう割り切ればよいのですね。■

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