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2006.01.10

NO.101 会計監査人とのコミュニケーション


新任監査役:おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
          
先輩監査役:今年は色々変化の多い年になりそうですね。会社法が施行されたり、それによって内部統制のことを更に具体化していかねばならないでしょう。

新任監査役:その関係か、監査法人から監査報酬の値上げをほのめかす話が経理の方に来ているようです。

先輩監査役:そうだろうな。先生方も今までと違った厳しい環境にありますからね。まず、十分な監査を行いたいと要求してくるでしょう。

新任監査役:経理の人から「監査役からも値上げしないように言って下さいよ」と言われているのです。

先輩監査役:会社法の399条では「取締役は、会計監査人又は一時会計監査人の職務を行うべき者の報酬等を定める場合には、監査役(監査役が二人以上ある場合にあっては、その過半数)の同意を得なければならない。」とあるので、監査役は監査報酬の決定に関わることになりますが、簡単には答えは出せないでしょう。 
君自身が監査の内容を確認して、それを監査役会に報告するという手続きになりますね。社外監査役からの質問にも答えるためにも確信を得ていないといけないでしょう。

新任監査役:それより先に監査役会の監査報告書に「会計監査人の監査は相当である」と書いて署名捺印しなければならないことで頭が痛いのです。

先輩監査役:いわゆる「相当性判断」ですね。先ほどの監査報酬の同意とも結びつくので、このことはしっかり監査しておいた方が良いですね。その手順などはものの本に書かれていますよ。

新任監査役:そうなんですが、具体的な行動になると難しいですね。

先輩監査役:「相当性判断」は多面的に判断することになりますから面倒ですね。また、先生方から教えてもらうことが多いですね。それには日頃からのコミュニケーションが肝心です。その内容も単なる雑談では目的を達することが難しいですね。

新任監査役:それも全国会議で「監査役と監査人の新しい連係のあり方」というタイトルでありましたが、それもなかなか理解できないのです。

先輩監査役:新しい監査役さんには、そうかも知れないですね。20日(金)14時から空いていますか? 会計監査人とのコミュニケーションや相当性判断について易しくお話ししましょう。良ければメール下さい。■

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