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2006.01.24

NO.109 ライブドアー事件から監査役の責任を考える


監査役A:堀江社長逮捕でマスコミは大騒ぎですね。

監査役B:他の記事を犠牲にして、大変な情報量ですね。

監査役A:しかし、監査役についてはひと言も出てこない。いつものことですが。

監査役B:第一義的には、取締役や執行側の責任ですからね。

監査役A:ところでライブドアーのコーポレート・ガバナンスはどうなんですか?

監査役B:インターネットで有価証券報告書を見てみました。
常勤監査役は、63歳の元神田警察署長をしていた警視庁のOBで、平成15年12月に就任。非常勤監査役は、弁護士と会計士。会計士は会計監査人の監査法人に所属している会計士ですね。
監査役の報酬は3名で14百万円。ちなみに取締役は5名で242百万円。取締役には社外取締役はいなかったが、昨年の12月26日開催の株主総会で株式会社フジテレビジョンの常務取締役山田良明氏を選任していますね。また、内部監査室には、外部から専門家2名を常駐させていると書かれています。会計監査は港陽監査法人と契約。その報酬は32,500千円。以上です。

監査役A:ここから監査役として関係ある事項は何でしょうか?

監査役B:まず、監査役候補については監査役の同意がいることになっていますが、この権限を生かしたいですね。
つぎに監査役の報酬は監査役会で決めることができますが、適任者としっかりした任務を果たしてもらうためにも適正な報酬を決める必要がありますね。
会計監査人の報酬も監査役の同意が必要となりますが、これについても的確な判断が出来る情報と基準を持たねばならないでしょうね。

監査役A:監査役は監査だけでなく、いわゆる監査環境の整備の責任もありますからね。

監査役B:加えて、新しい会社法では、内部統制システムの構築、運用が適正かどうかを監査しなければならないですね。

監査役A:今日の日経では小さい記事でしたが、昨日23日にライブドアーは「有価証券報告書の訂正報告書」を 関東財務局長に出していますね。
有価証券報告書の訂正報告書を提出した理由は何なのですか?

監査役B:平成14年12月24日に提出した平成13年10月1日から平成14年9月30日までの有価証券報告書の記載事項の一部に誤りがあったと言うのです。
「連結調整勘定の償却」についてです。

監査役A:誰からの指導なんだろうか?

監査役B:監査役の監査範囲に有価証券報告書は欠かせませんね。

監査役A:忙しいですね。勉強もしなければなりませんし・・・。

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