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2006.03.17

NO.125 会社法早わかり(1)

   監査役候補の内示を受けられた方に監査役の情報を提供します。
   まず、メールでご連絡下さい。

新任監査役:今朝の日経新聞に「会社法早わかり」が掲載されましたね。

先輩監査役:「つまみ食い」などでも分からないのに、「会社法早わかり」とはね。

新任監査役:会社法は「商法第二編 会社」「有限会社法」「商法特例法」を一つのした法律なのですね。

先輩監査役:そうだが、なぜ一緒にしたかを知っておいた方が理解しやすいですね。
記事にもあるように「株式会社であれば、取締役数は大企業も街のお店も同じ三人以上。監査役も必須だ。」という現状ですね。だから「街のお店」では商法を守っていないことが多いのです。例えば、取締役会など開いていないことも多いようです。

新任監査役:なぜ、このような乖離が生じたのですか?

先輩監査役:元々、株式会社は公開企業を想定して作られた法律で、非公開の小さな会社には、有限会社を想定していたのだ。しかし、株式会社というネーミングの方が通りがよいなどと言う理由で「街のお店」も株式会社にしたのだよ。

新任監査役:そう言えば親戚の商店も株式会社で私の父が監査役を頼まれていましたよ。実務も報酬もなしですがね。

先輩監査役:その様な会社かどうか分からないが、株式会社は約115万社あるが、その内、98.3%が資本金3億円以下の中小企業なんだよ。

新任監査役:それほどの会社が実態と違った法律の適用を受けているのですね。株式会社と言うネーミング欲しさに。

先輩監査役:記事にある「取締役一人だけで、株式会社が設立できるようになる。小規模株式会社は家族や親類に頼み、形ばかりの取締役や監査役になってもらうケースも目立つため、見直すことにした。」というところですよ。
「取締役一人だけで」良いというのは有限会社法にあったルールなのだ。

新任監査役:それで有限会社も会社法に入れて、有限会社法が廃止されたのですね。

先輩監査役:そのために会社法でカバーする企業が有限会社から上場企業まで多種多様で幅広くなる。だから「**設置会社」という分類も生まれた。

新任監査役:かなり複雑になった感じがしますね。質問ですが、新しい取引会社がどんな会社かを知るにはどうするのですか?

先輩監査役:商業登記簿を見ることだね。

先輩監査役:それに資本金のルールも変わった。時限立法だが「一円起業」があり、株式会社なら原則千万円、有限会社は三百万円の資本金が必要だったが、これらを一緒にするのだから、会社設立の資本金を不要にした。

つづく

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