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2006.04.20

NO.136 種類株式


新任監査役:今日「種類株式」についてですが、サッパリ分かりません。

先輩監査役:普通の取締役や監査役でも理解している人は少ないと思うよ。
自社がその様なニーズに直面しないと勉強しないからね。しかし、この知識を持っていないと「財務戦略」に活かせないだろう。

新任監査役:少し解説をお願い致します。

先輩監査役:普通の株式以外に、別の株式を発行することが出来る、それを「種類株式」と呼んでいる。今まででも発行できたが新たに増やしたのだ。これを将棋の持ち駒のように上手く使えばよいと言うことだ。

新任監査役:普通とは違う株式とは、どの様なものでしょうか?

先輩監査役:会社法では、株主の権利は平等であるという原則がある。しかし、その原則を特殊な決議を経て、定款で定めれば、いくつかの株主の権利について普通の株主とは異なる権利を与えることが出来る。

新任監査役:どの様な権利でしょうか。

先輩監査役:まず、普通株式の権利についてだが、議決権、利益の配当、残余財産の分配などについて株式数に応じて同じ権利を持っています。種類株式とは、これらの権利の内容が異なる株式のこと。具体的には、普通株式に先立って優先的に配当を受けることができる株式、会社が清算する場合の残余財産の分配についても優先的扱いを受ける株式、会社が将来自己株式として買い受けることを予定して発行される株式、予め配当可能利益により償却することが予定されている償還株式、その他、一定の事項のみに議決権を行使することができる株式、などがあります。

新任監査役:色々あるのですね。

先輩監査役:これらを上手く使いこなすのが「財務戦略」になるということだよ。今回の会社法では、商法には無かった次のものが新設された。
1.取得請求権付株式 2.取得条項付株式 3.全部取得条項付株式 4.拒否権付株式 5.無配当株式。

新任監査役:また、勉強ですね。■

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