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2006.05.17

NO.142 中央青山監査法人(2)

新任監査役:ここだけの話ですが、中央青山監査法人所属会計士がカネボウの粉飾決算にかかわったのですが、監査役のことが記事になりませんね。

先輩監査役:10日の日経新聞の社説「企業と会計士の癒着防止を急げ」でも
出ていなかったね。

新任監査役:監査法人は、証券市場の信頼性を確保する役割を担っていることと、カネボウの件は、会社と会計士のなれ合いで監査法人が使命を果たせなかった、と書いているだけです。

先輩監査役:責任が問われるのは第一義的には、やはり、会計士でしょう。
それは各会計士が倫理観を持つことと会計士が所属している監査法人が会計士の不正を未然に防止するための仕組みを整備すること。即ち、内部管理体制を強化することだろうね。

新任監査役:当社の会計士の監査法人もその様な組織はありますよ。

先輩監査役:中央青山監査法人にもあったのだが、800社以上の上場企業と4000社近い企業の監査をしている。それが十分機能しなかったのだね。

新任監査役:昨年の2004年に公認会計士法が改正されて会計士は7年以上同じ企業を監査することができないと決められたのですね。

先輩監査役:それはその時点から7年だから、2004年まで20年担当していても問われないという尻抜け的になった。社説では「企業と会計士のなれ合いを防止する手だてはまだ十分ではない。」と言い切っていますね。

新任監査役:監査法人への刑事罰適用などらしいですね。しかし、監査役の方はどうなんでしょうか?

先輩監査役:会計監査人の相当性判断を監査報告書で報告しているからね。
しかし、監査役は会計監査のプロではなく、法的にも立件されるだけの条件が整っていないのだろう。それが会社法で変わってきたようですがね。

新任監査役:会計監査人と監査役との関係は緊密になってきましたね。選任や監査報酬などの同意も求められる。だから、確たる同意方針を監査役会として審議して、持っておかないといけないでしょう。■

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