« December 14, 2006 | Main | December 21, 2006 »

2006.12.20

NO.186 「内部統制ABC」(1)


日経新聞で「内部統制ABC」の連載が始まる。その他にも内部統制の記事は目白押しだ。

新任監査役:また、連載が始まりますね。こうなりますと私たち監査役が内部統制についての理解について半歩先を行っていましたが、追いつかれそうですね。

先輩監査役:一般紙や解説記事も多くなりましたので、理解者が増えるでしょうね。良いことですよ。監査役はいつまでも理論ごっこをしておれないですよ。

新任監査役:記事では、内部統制を「粉飾決算を防ぎ、投資家保護を図るための制度だ。」としていますが、これ以外にも目的はありますが、その目的のための「社内管理の仕組みのこと」ですね。

先輩監査役:このところ内部統制についての話題が急に出てきましたが、「通常の会社であれば本来、各種の社内ルールを持ち、内部統制はもともと整備されている。」のです。しかし、今、法令で定めている目的に叶ったものか、見直してみる必要はありますが。

新任監査役:その新しい法令で何を決めているか、を解説しているのですね。

先輩監査役:内部統制についての法令は、会社法とその施行規則、そして、金融商品取引法と関連する基準ですが、この連載でも、その点を区別して読むことに注意しないといけませんね。

新任監査役:「Q.では新ルールで何が変わるのか。」の答えは、金融商品取引法の内容ですね。経営者が毎期、内部統制報告書を作り、それを会計士が監査して、有価証券報告書に添えて提出するのですね。

先輩監査役:いわばそれだけなのですが、そのことを第三者にも分かるようにするには、「暗黙知」ではだめなんだよ。それで、どのような手続きやルールがあるのかを細かく文書にし、取引記録もや点検結果も文書で残さなければならない。昨日の日経では、TDKが米企業改革法のために内部統制を文書化したところ、A4判で四万ページ、要した総費用は人件費を別にして約十億円、と書かれていました。

新任監査役:経費も大きいですが、罰則も大変なものになりましたね。

先輩監査役:内部統制報告書の未提出や虚偽記載は、代表取締役ら個人は五年以下の懲役・五百万円以下の罰金、法人は五億円以下の罰金ですからね。
この点はアメリカの方式を学んだと言えそうですね。

新任監査役:その効果でしょうか、日興コーディアルグループやミサワホームホールディングスの決算訂正は?

先輩監査役:良い方向に進むことを願いますね。■

この「監査役への応援歌」をメールマガジンで自動送付をご希望の方は次から
お申し込み下さい。 http://www.mag2.com/m/0000126609.html (無料です)

- 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

| Comments (0)

« December 14, 2006 | Main | December 21, 2006 »