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2007.01.11

NO.190 当たり前のこと


新任監査役:不二家が期限切れの牛乳を使用してシュークリーム2千個作っていたそうです。埼玉工場での話ですが、関東だけでなく、福島、新潟、静岡の一都九県にまで出荷していたのですね。

先輩監査役:それは昨年11月のことだったのですね。11月時点で、既に会社は事実を把握したが、回収や公表しなかったようだね。

新任監査役:ダブルのミスですね。期限切れの牛乳の使用と不祥事後の対応ミスと・・・。

先輩監査役:そのときに「過去にも数回、同様のことがあった」ということを知っていたようで、常態化していた疑いもあるそうですね。

新任監査役:雪印やダスキンの不祥事があった後ですのに・・・。当たり前のことでも行き届かないものですね。

先輩監査役:会社としては、シュークリームの出荷前の細菌検査で問題がなく、お客さまからの苦情もない、ということでアクションをとらなかったのでしょうか。

新任監査役:期限切れの牛乳を使用してはいけないということは担当者も考えていたが、「捨てると怒られる。」ので使った、と言っていますので、管理職の考え方が問題ですね。

先輩監査役:それだけでなく、常態化やその隠蔽など考え合わせると社内風土に問題があるのかも知れないですね。

新任監査役:しかし、社内には、問題改善のプロジェクトチームがあり、調査もしているようです。

先輩監査役:そうなんだが、その調査結果を幹部らで編成されている委員会に事実を報告していたが、アクションがとられていない。

新任監査役:埼玉の工場長は、この担当者に厳重注意し、担当者は「申し訳ない」と言ったようですが、それで終わっていますね。それに担当者は「においで判断して問題がないと思い、使用した」と証言しているが、科学的でないですね。

先輩監査役:監査役がどの段階で知って、どのようなアクションを取ったかが問題ですね。同じことが他の工場でなかったのか、の調査もすぐにはしていないようですし・・。社外監査役の場合、その当たりのことを事業報告に記載する必要がありそうですね。

新任監査役:会社の「調査中のため公表していなかった。食品会社としてあってはならないことであり、今後はチェック体制を強化し、再発防止に努めたい」という人事総務部の言葉は立派ですがね。

先輩監査役:監査役としての再発防止も考える必要がありますね。会社法では、何でも出来るような権限が監査役に付与されたのだから。 ■

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