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2007.05.09

NO.205 監査役候補の皆さんへ(2)


新任監査役:監査役には取締役から就任する人もありますが、その様な人は、会社経営について知っておられますので、コーポレート・ガバナンスが何かについてもご存じの人が多いでしょうね。

先輩監査役:取締役だった方に取締役会の職務について聞いてみますとほとんどご存じない内容があります。

新任監査役:取締役会の職務という基本的なことでも知らないことってあるのでしょうか?

先輩監査役:取締役会の権限については、会社法の第362条2項に次のようにあります。 
2 取締役会は、次に掲げる職務を行う。
一 取締役会設置会社の業務執行の決定
二 取締役の職務の執行の監督
三 代表取締役の選定及び解職
そこの「二 取締役の職務の執行の監督」です。取締役は取締役会で社長も含む取締役の職務の執行について監督をすることになっています。

新任監査役:このことは監査役になるまで私も知りませんでした。

先輩監査役:そうなのです。知らない人がほとんどです。監査役が「取締役の職務の執行を監査する」ということが、会社法第381条の前段にあるのはご存じでしょう。

新任監査役:監査役のことについてはセミナーで何度も出てきましたので知っていますが、なぜ、取締役の職務の執行については、監査役と取締役のダブルでチェックしなければならないのでしょうか?

先輩監査役:そのことについての理解がないと監査役監査にも力が入らないでしょう。まず、監査役候補になった方は、このことを調べて、腹に収まるようにすることでしょう。このことが理解しない監査役は、ポイントの外れた監査業務をすることになりますね。

新任監査役:確かに監査役仲間の話を聞いていますと、内部監査部門のような仕事を一生懸命している監査役もおられますね。

先輩監査役:それでも監査役が勤まるのは、監査役自身が正しいことを知らずに行動している場合と、知っていても安易な方を選んでいる場合がありますが。

新任監査役:監査役をチェックする人が居ないのですから、正しいことを知らず仕事をしていることは恐しいことですね。私も初心に帰ります。■

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