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2007.05.21

NO.209 内部統制など

監査役A:会社法が施行して一年と言うことで、日経では特集記事が出ていますね。

監査役B:ああ言う記事は、分かりやすいですね。弁護士の岩倉正和さんの「内部統制-原点回帰促す」も良かったですね。

監査役A:「会社法には、企業の競争力を高めるという明確な意図がある。」とありましたが、その様な理解や見方をしているトップはどれくらいいるでしょうね。

監査役B:株主総会関連などの手続きが変わったことなどに目がくらんでいることが多いようですね。

監査役A:また、「大会社に内部統制システムを構築する義務を課した背景には、自社の強みと弱みをきちんと把握しているからこそ企業の競争力は高くなる、という考え方があるからだ。」とありますが、このことについても理解していませんね。

監査役B:確かにリスク分析をせずに、内部統制システム構築に入っている企業が多いですね。

監査役A:先ずは、自社のリスク分析をしてからですね。この段階を勘済ませて、飛ばしてしまうと方向が大きく違うこともありますからね。

監査役B:内部統制の構築は、一部の企業は、当然のこととしてやってきたようですが、今回の会社法による義務化によって「日本企業全体の競争力は底上げ」できると言っていますね。形式的にやらなければという条件付きですが。

監査役A:内部統制システムを築くということは、「経営者が企業活動の隅々にまで目を配り、会社を監督するという原点に返るということだ。」と解説していますが、「会社を監督する」と言うことが分かりづらいでしょうね。

監査役B:会社は株主のものだ、と考えれば自ずと分かるかも知れません。

監査役A:監査役についてもありましたね。「企業の運営が適切に行われているかどうかチェックしなければならない監査役は、今まで監査を形式的にしてきた会社も少なくなかった・・・」と。

監査役B:それは一寸、言い過ぎですね。みなさん忙しくしていますよ。

監査役A:その上、金融商品取引法で上場企業の場合、2009年3月期から内部統制報告書を作成し、公表することになるので、最近、本格的に動き出しているようですね。

監査役B:記事には、「一部の会社では書類の作成準備などに追われるあまり、なぜシステムを構築するのかという目的を見失ってしまうところもあるようだ。」とありますが、監査役はこのところをキッチリ見ていくことが必要ですね。

監査役A:「ルール通りに報告書をまとめることばかりに気を取られては本末転倒」で、内部統制を通じて会社法が求める本筋は、企業競争力を高めることですから実効性も上がらないということでしょう。

監査役B:それにしても監査役は勉強することが多くなりましたね。

監査役A:会社法が変わり、金融商品取引法が変わったことで大わらわですね。■

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