« June 19, 2007 | Main | June 21, 2007 »

2007.06.20

NO.222 新時代の企業統治(12)続

監査役B:昨日の中に「顧問弁護士を上手に使う」という表現がありましたが、小生はそれが問題だと思うのです。ましてや顧問弁護士を社外監査役に指名するなどは論外です。それこそ社外監査役の独立性を自ら無視する暴挙です。

監査役A:そうですね。私の気持ちとしては、単なる法律的なチェックを執行側が望むなら顧問弁護士を使えばよいと言うことだったのです。勿論、執行側を監査するのに、会社のお抱え弁護士ではおかしいですから問題です。監査役会で会社の弁護士とは別の監査役会として弁護士契約をしている企業もあります。歴然と分けるべきです。ご指摘、ありがとうございました。

監査役B:昨日のゼミナールの資料でも社外監査役の属性で「士 サムライ」業の中では弁護士が1位でしたが、本当に弁護士の職能・見識と実績から選んでいるのか、世評や属人的コネから選ばれているのかを改めて峻別する必要があると思います。

監査役A:そのことについては私も同感です。中には、他社の傾向を見て、弁護士を社外監査役に選んだケースもありそうですね。
今回の朝鮮総連事件の緒方氏は、太陽生命保険、三菱UFJ信託銀行、神戸製
鋼所で社外監査役をしており、それぞれ辞任したと報道されていました。

監査役B:このことは、日本の士業そのものがいわゆる「プロフェシヨナリティ」から逸脱していることを暗示しています。事実に立ち向かわないで、情実で、自己の都合で、裁量でごまかしてきた咎が次々と顕在化している現実にわれわれ社会の問題・矛盾が露呈されてきていると思います。

監査役A:そこまでの読みは、私にはできませんが、今回の事件で「弁護士」というだけで高い評価をすると言うことは、問題だと言うことが再確認できました。監査役に関係することとしては、社外監査役に緒方氏をお願いした太陽生命保険、三菱UFJ信託銀行、神戸製鋼所の監査役会は、選任に当たって、どのような同意方針を持って居たのか問われますね。明確に持っていないと株主の負託に応えられませんね。監査役Bさん、貴重な情報、ありがとうございました。■

この「監査役への応援歌」をメールマガジンで自動送付をご希望の方は次から
お申し込み下さい。 http://www.mag2.com/m/0000126609.html 

- 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

| Comments (0)

« June 19, 2007 | Main | June 21, 2007 »