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2007.10.26

NO.257 不祥事企業の特徴

監査役B:「白い恋人」の石屋製菓に続いて赤福もいい加減なことですね。

監査役A:24日の日経でも採り上げていましたが、共通するのは、「地方同族企業」ということがあるようですね。

監査役B:単品が有名になって業績が良くなっていったということも共通していますね。PRが上手だったりして単品の売上が大きくなって、それが自社の力だと過信したのでしょう。

監査役A:日経では、「企業統治「外部の目」なく」と書いていましたが、普通の会社ならメインバンクのチェックが入るのですが、幸か不幸か「無借金」経営だったので、それもなかった。記事では「白い恋人のヒットで業績を伸ばし実質的に無借金。売上高九十二億円(〇七年四月期)に対し、三十億円弱の現預金を保有。地元の北洋銀行なども経営をチェックできる存在ではなかった。」と報じていました。

監査役B:それでも偽装表示は、今までも色々な企業で問題になっているのですから、そこから学ぶべきなのでしょうが・・・・。

監査役A:トップの経営感覚のズレでしょうね。取り巻きもイエスマンだったのでしょう。監査役もね。

監査役B:確かに、赤福の場合、取締役会で不正の数値が出されていたのですから取締役も知らんふりだったのですね。

監査役A:それは、同族企業だったので社外の人も言いにくかったのでしょう。ミートホープは、「経営陣に息子が連なる同族企業だった。」「石屋製菓も取締役五人のうち四人を石水勲前社長の家族が占めていた。」とありますね。 

監査役B:赤福の場合は、地域経済への懸念が広がっていますね。

監査役A:赤福は大きいお菓子屋さんと思っている人も多いでしょうが、赤福の主なグループ企業には、「おかげ横丁」の運営や酒類製造・販売、レストラン経営、菓子箱の製造・販売、木綿で作った小物類の販売から警備保障まで手広くやっていますね。その赤福の浜田益嗣会長は、国土交通省が2003年に選んだ第一回の「観光カリスマ百選」にも名を連ねた方で、2013年の伊勢神宮の式年遷宮のための寄付集めも中心となっておられたようですね。

監査役B:地元経済人からは「ワンマン経営で歯止めがかからなかったのでは」と指摘する声もあったようですね。

監査役A:ワンマン経営も不祥事企業の共通点でしょう。それを監査役がどう阻止するかですよ。

監査役B:難しいですね。監査役も生活がかかっていますからね。やはり、色々工夫と努力をして、それでもダメなら関係官庁への告発ですか。■

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  - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

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