« November 26, 2007 | Main | December 4, 2007 »

2007.11.27

NO.261 社員による企業統治

監査役A:今日(11/27)の日経の「大機小機」には、すごいことが書かれていましたね。タイトルは、「内部告発が担う企業<統治>」でしたが、私は、あえて「社員による企業統治」としました。

監査役B:そうですね。ここに書かれていることは、前から思っていましたが、このように辻道を立てて説明できませんでしたので、助かりました。

監査役A:私も早速、拡大コピーして役員に回覧しましたよ。

監査役B:不正は、現場で起こっており、隠されて行われていますので、社内出身の監査役でも発見が難しい。ましてや、社外取締役や社外監査役では、不可能に近いですね。

監査役A:それでも昔は、悪いことでも自分がお世話になっている会社のことを暴くなど考えられなかったのですが・・・。

監査役B:ですから、「古いタイプの経営者にしてみれば驚き」であり、「昔なら考えられなかった」のですね。

監査役A:このような実態を「社員による企業のガバナンス(統治)」と言っていますが、取締役や監査役としては、恥ずかしい感じがしますね。

監査役B:しかし、現場は「不正を明るみに出すには、なかなか強力」ですからね。その情報が新聞社や関係省庁に直接、提供されますから、すぐ公になってしまいます。

監査役A:経営者にとっては面白くないことでしょうが、経営者は、それ以前に不正を知っていたり、不正を発見する仕組みや組織も持てるのですから、予め手を打てるのですよ。

監査役B:不正の原因の多くは、業績が低迷するときに「ごまかし」を行うのが通例ですね。記事には「役員や中間管理職が手柄を立てようと不正に手を染める例も昔より増えているのかもしれない。」とありましたが。

監査役A:不正をしてでも業績を上げようとするのは、取締役や管理職の行為だとしても、それは社長の姿勢ですよ。社長が変わらないと「倫理綱領」も浸透しませんよ。

監査役B:時代は「公益通報者保護法が成立し、で内部告発者が不利益を被らない仕組みもできた。」し、「内部監査を一段と念入りにする会社も増えている。」のです。この辺りの理解や感性が不足しているように思いますね。

監査役A:そのような社長への情報提供、教育は、取締役会を通じて、監査役がすべきですよ。この記事を解説するなども良いチャンスですよ。

監査役B:うち(当社)だけは、「大丈夫だろう」「ばれることはないだろう」との考えが残っていますからね。

監査役A:「役員ではなく、内部告発者か経営を律するとは情けない」。ですから監査役が頑張らないといけませんね。■

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     本日の「監査役情報」

臨時号で、記事の全文を掲載しました。

http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006122.html

     - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

| Comments (0)

« November 26, 2007 | Main | December 4, 2007 »