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2008.02.11

NO.271 EDINETの問題


監査役B:中国製の「ぎょうざ」事件は大変ですね。これで過剰包装の傾向になるかも知れませんね。

監査役A:グリコもかつての事件以来、包装が厳重になりましたからね。

監査役B:それと見逃せないのは、事件の二日前から関連の株が下がっていたと言うことですよ。関係者の売却でしょうか。

監査役A:「ぎょうざ」であの程度なら、先日の「EDINET」での虚偽報告は大変なことになるところでしたね。

監査役B:不思議に思っていたのですが、なぜ、混乱しなかったのですか?

監査役A:「EDINET」に登録されたのが、金曜日の夕方で市場が終了した後だったのです。あの通りなら資金は20兆円ぐらい必要だったのですね。この異常な内容に気づいた金融庁は、すぐに虚偽の可能性があると投資家に注意を喚起したのです。それで大きな影響がなくてすんだのですよ。

監査役B:官庁にしては迅速なアクションでしたね。

監査役A:しかし、この事件を契機に、「EDINET」への情報開示のウソをどう排除すべきか、その対策が急がれますね。

監査役B:「EDINET」は、株式市場の重要なインフラの一つですからね。そこに思わぬ盲点があったと言うことですね。

監査役A:最初のシステム設計では、予想していなかったことでしょうね。だから金融庁は、改善、検討チームをすぐに発足させたようです。

監査役B:グリコも「ぎょうざ」も「EDINET」も事件があって、改善が進むのですね。やはり、一度は、煮え湯を飲まないといけないのですね。

監査役A:そうではないですよ。他社の事例から学べばいいのですよ。

監査役B:それが出来ないのですね。

監査役A:「うちだけは大丈夫」と執行側は思ってしまう。取締役同士では、ケチを付けない、指摘しないという風土の会社がありますからね。そこで監査役の出番なのですよ。不祥事やリスクに敏感な監査役が声を大にして警告を発すべきですよ。

監査役B:考えてみれば、私は少し他人事のような態度でしたね。反省します。■

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            本日の「監査役情報」の内容

         < 監査報告書の「ひな型」の使い方 >

監査報告書の「ひな型」は重宝している監査役が多いことでしょう。
しかし、その使い方は正しく使う必要があります。使い方の解説を
いつものように法令の条文を添えて試みました。

「監査役情報」の詳細はつぎのところにございます。
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006122.html

      新任の監査役さんにお勧め頂ければ幸いです。

   - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -


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