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2008.03.03

NO.273 監査役会によるスクリーニング


監査役B:大規模第三者割当増資について監査役会におけるスクリーニング機能を制度化すべきだ、との意見が出ていました。ですが大規模第三者割当増資というのは我が社でもしたことがないので、ピンとこないのです。

監査役A:それは、2/22の日経の(大機小機)での意見ですね。
第三者割当増資は、資金調達する手段のひとつで、ある特定の第三者に対して新株を発行して資金調達を行うものです。株券を新たに発行し、その見返りに資金を得るのです。これは「増資」ですから資本金は増加します。

監査役B:これでなぜ、監査役会がチェックしなければならないのですか?

監査役A: 記事にあったのは「多くの銘柄で発行後六カ月の株価は著しく下がっている。」ことがあるからでしょう。
それは、発行済株式総数が増えるために、今までの株主の利益を侵害するケースです。今まで株主が受けていた株主価値が薄まってしまう、いわゆる「希薄化」の問題です。

監査役B:「希薄化」で株価は著しく下がり、結果として既存株主の利益を著しく損なうこととなるのですね。

監査役A:だから東証や証券業協会など市場関係者が危機感を持っている。

監査役B:上場規則などで株主総会事項とする案も考えられているそうですね。

監査役A:その前に発行する企業の監査委員会か監査役会によるスクリーニング機能を制度化することを(猩々)さんは、提言しているのですね。

監査役B:監査役会も重要な役割を果たすことになりそうですね。

監査役A:そのためには、監査役自身がかなり勉強しないといけませんね。

監査役B:また、忙しくなりますね。■

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本日の「監査役情報」の内容

< 監査報告書の「送り状」 >

監査報告書には宛先がない。しかし、別途「送り状」が添付されている。
このあたりの理屈や法的根拠を知らないと社長から質問があったときも困る。
いつものように法令の条文を添えて解説しました。

「監査役情報」の詳細はつぎのところにございます。
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006122.html

      新任の監査役さんにお勧め頂ければ幸いです。

   - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -


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