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2008.04.28

NO.282 海外監査

新任監査役:先週はじめて海外の子会社に行ってきました。何も出来ないので鞄持ちですが、そうも言っておれませんのでセキュリティー体制を中心に見てきました。

先輩監査役:海外監査は我々でも大変ですよ。聞けない・読めないでは、本当の監査は難しいですよ。

新任監査役:確かに目で見て掴める範囲に限られますので、観察中心の監査でしてきました。

先輩監査役:監査方法は別として参考になる監査結果だけを教えて下さい。

新任監査役:出入り管理では、入口ではガードマンやキーカード、指紋照合などして許可になるのは、他社で見られますが、ここの会社では、本部とオペレーション部門とを建物そのものを分けていました。それとコピー用紙などを搬入する業者は、社内を通らずに物品庫の裏口から直接納品できるようにしていましたね。勿論、その物品庫から社内に通れない工夫がしてありました。
また、本部部門の建物でも社外の人が利用する会議室や映写室は入口のすぐ側に位置してあるなど物理的にガードしてあったのは感心しました。

新任監査役:それとIT関連ですが、建物の中央に位置して外壁を破っての犯罪を防いでいました。IT室の壁は,透明ガラスを多く使って、外側から内側の行動が確認できるようにしてありました。

先輩監査役:入室管理やバックアップなども問題ないでしょうね。

新任監査役:ええ、限られた人のみが指紋照合をして入室が許可になっていましたね。バックアップは、30km離れたところにバックアップマシンがありました。それと個々人が使っているパソコンにはハードディスクがない構造になっていました。

先輩監査役:なるほど。全体の監視はどうでしたか?

新任監査役:建物のあらゆる所にテレビカメラがあり、20台のモニターで常時監視しており、怪しい人を見つければ、ワンタッチで映像の巻き戻しが出来、再生できる最新の機器を導入していました。

先輩監査役:それはすごいですね。

新任監査役:それとインターネットからのEメールですが、内容のチェックがしやすいように名刺には、共通のアドレスしか記載してなかったですね。

先輩監査役:今回はテーマを「セキュリティー体制」と絞ったことが良かったですね。しかし、来年はもっと幅広く、監査しないとコストパーフォーマンス上、問題ですよ。

新任監査役:分かっています。今回で何となく要領が掴めましたので。■

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近頃の「監査役情報」では、監査報告書の解説を7回にわたって詳細に解説し、関係法文も添えています。
「監査役情報」の詳細はつぎのところにございます。
http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006122.html

      新任の監査役さんにお勧め頂ければ幸いです。

   - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

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