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2008.05.26

NO.285 有価証券報告書の虚偽記載 


先輩監査役:期末監査で忙しい頃でしょうが、その後は有価証券報告書も見て下さいよ。

新任監査役:まだあるのですか?

先輩監査役:あなたは日経新聞を会社でしか読まないでしょう?だから有価証券報告書の虚偽記載の記事を知らないのでしょう。5月19日の(法務インサイド)に易しく書かれていましたよ。

新任監査役:すみません。ちょっと解説していただけませんか。

先輩監査役:まず、サブタイトルが「株主損害額の基準揺れる 企業に巨額賠償の恐れ」と出ていました。4月24日に東京地裁が有価証券報告書の虚偽記載をしていた西武鉄道に、個人株主176人に計約2億3000万円の損害賠償を命じた判決がでました。
西武鉄道の訴訟はこれだけではなく、まだ16件もあるようだよ。

新任監査役:勿論、有価証券報告書は上場企業にとっては、法的開示書類ですが、そんなに問題になるのですね。

先輩監査役:有価証券報告書の虚偽記載についての企業責任を認める判決は次々出ていますからね。

新任監査役:なぜ、そんなに訴訟が増えたのでしょうか?

先輩監査役:一般株主の保護を考えて、2004年12月に改正証券取引法(現金融商品取引法)を施行して、虚偽記載に関する企業側の民事責任を拡大したことが、一つのきっかけかな。

新任監査役:細かいことは分かりませんが、有価証券報告書の監査も力を入れます。

   - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

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