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2008.07.16

NO.288 新任監査役ガイド(1)

新任監査役:かなりごぶさたでしたね。

先輩監査役:例年のように株主総会の後は、海外の拠点を手分けして監査に行っています。

新任監査役:いいですね。

先輩監査役:羨ましそうに言わないで欲しいな。一番大変な仕事ですよ。
内容は、「監査」と言うより「調査」という方が適切なのでしょうが・・・。

新任監査役:「大変さ」は、文化の違いや言葉のカベ、資本関係などでしょうか。

先輩監査役:確かに100%子会社の場合は、殆ど問題がないのですが、最近は現地法人が多いのでそれなりに気を遣いますね。文化の違いもありますが、「監査」については、理解があるように感じますね。それと「言葉」ですが、今回はスイスでしたが、ドイツ語、フランス語、イタリア語などが公用語とされていますので、英語と一緒に飛び交いますね。

新任監査役:その中で何をされるのでしょうか?

先輩監査役:まず、基本を大切にしています。監査の原点は、なんといっても、現場・現物ですから、それを確認します。私の場合、先方から本社に提出されている報告書に基づいて実地調査をするようにしています。

新任監査役:海外だけでなく、国内でも「それについては本社に報告済みですが・・」と言われることがありますが、その様なことがないようにもされるのですね。

先輩監査役:おっしゃるとおり。現地でないと出来ないことに絞って、効率よくやらないと監査結果の見方も変わってきますからね。

新任監査役:その点は国内でも変わりませんね。それをより注意深くすると言うことですね。その他、注意点はありませんか?

先輩監査役:現地で監査報告書を書き上げて、確認をとってから帰国することです。
帰国してから「あれはどうだったか」「あの書類を送ってほしい」などは言わないこと。このことも国内と同じですが、特に海外監査には重要だと思いますね。
 もう一つは、接待の受け方ですね。先方の勘違いなどで過度な観光スケジュールを組んでいたりしますが、それに乗っていくと大変なことになりますからね。

先輩監査役:実は、今回のタイトルが「新任監査役ガイド」となっていますが、
大変きめ細かいガイドブックが、社団法人日本監査役協会から出されましたね。
そこに基本的なことは、全て網羅されています。ぜひ、確認して下さい。

新任監査役:私の所には、まだ回覧されてこないのですが・・・。

先輩監査役:パソコンに強い若い君がそんなことを言っていては駄目ですね。
協会は、ホームページ上で、全ての内容を公開していますよ。

新任監査役:そうでしたか。それにしても協会のサービスは随分いいですね。

先輩監査役:このガイドブックは、「月刊監査役」の7月臨時増刊号(No.544)の扱いですが、これだけでも申し込めるようですよ。インターネット上から。

新任監査役:早速、私の個人用として申し込みます。ありがとうございました。

   - 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる -

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