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2009.02.18

NO.9 兼任とガバナンス

新任監査役:中川財務・金融相は無様でしたね。

先輩監査役:酒での失敗ですね。本人は悔しいでしょうね。

新任監査役:家族が哀れですよ。同じケースが当社にも起きないと良いのですがね。

先輩監査役:ああ、A取締役ですね。先日の販売店との懇親会の席では、危ういところでしたね。

新任監査役:うちは社長も飲み助ですから酒好きのメンバーに甘いですから彼等は少し態度が大きくなりますね。

先輩監査役:ビジネスの中に酒閥というような関係を入れるのは、拙いんだが・・・。正しい判断が出来ないからね。

新任監査役:それはそうと中川大臣の後任に与謝野馨経済財政相が兼務するそうですね。

先輩監査役:財務、経済財政、金融の三つのポストをいくらベテランと言っても緊急性が求められる危機対応もありますから大変ですよ。

新任監査役:執務室も三カ所、実務を担う秘書官は計5人という大所帯になるそうです。とりあえずは予算を通過させないといけませんね。

先輩監査役:予算審議以外に「追加経済対策の検討、世界的な金融危機克服に向けた国際会議、年度末を控えた金融対策など多様な課題が山積する」と日経は報じていますね。

新任監査役:省庁再編後に経済全般の運営を一人の閣僚が担当した例はないそうですね。

先輩監査役:一番の懸念は、ガバナンスですね。日経では次のように報じていますね。
官邸主導の政策立案に不都合が出る懸念や経財相は経済財政諮問会議の司会役で政府における経済政策のまとめ役でもありますから、各省庁の利害調整も担当しますが、財務相との兼務になればその立場が揺らぐ。また、諮問会議の民間議員提案は時には各省庁の意見と対立してきた。財務・経財の兼務で、内閣府と財務省の調整は水面下で進み、政策立案過程は不透明になりかねない。民間議員提案も財務省の影響が強くなる恐れがある。

新任監査役:企業で言えば、内部牽制上、兼務してはいけない業務があるのと同じですね。

先輩監査役:この時期だから、仕方ないとするなら、野党だけでなく厳しいチェックをしないといけませんね。

新任監査役:ところで今晩お暇ですか?

先輩監査役:止めておきましょう。明日の公認会計士の先生とのミーティングで居眠りできませんのでね。■

- 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる-

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