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2009.02.22

NO.10 要注意「コンサルタント契約」


新任監査役:「かんぽの宿」の件でオリックスの行動が問題になっていますね。

先輩監査役:実情はまだ明らかにされていませんが、透明性に欠けますね。
公のものを処分するという意識もなく、「監査」ということを意識していないからあのようになるのでしょうね。

新任監査役:それだけでなく、「かんぽの宿」の売却に財務アドバイザーというものを頼んでいるのですね。

先輩監査役:オリックスや格安の売却ばかりが問題になっていますが、その裏に6億円という話が隠されているのです。
それは毎日新聞によれば「メリルリンチ日本証券との間で、売却が完了すれば手数料を含め最低6億円の報酬をメリルに支払う契約を結んでいたことが、10日分かった。鳩山邦夫総務相が同日の参院総務委員会で明らかにした。」
朝日新聞には「両社が2008年2月に結んだ契約書によると、かんぽの宿71施設と社宅9カ所の計80施設の売却を前提に成功報酬として売却価格の1.4%を日本郵政がメリルに支払うと約束。1.4%分が6億円を下回った場合、成功報酬は6億円と取り決めていた」ということです。

新任監査役:チラッと聞きましたが・・・・。

先輩監査役:鳩山総務相の反対でオリックス不動産への一括譲渡を白紙に戻せばメリルには手数料以外の成功報酬は支払われないようですが。

新任監査役:それでも、メリルには手数料1億2000万円が入り、オリックスへの譲渡が実現しておれば、メリルには売却額109億円の5.5%にも相当する報酬が入る予定だったのですね。

先輩監査役:兎に角、コンサルタント契約については、内容を十分にチェックしなければなりません。

新任監査役:このコンサルタントの後ろに「ハゲタカ」が見え隠れするとの噂もありますね。

先輩監査役:元々、郵政民営化は米国から日本につきつけられた「対日年次改革要望書」の筆頭項目の重大な要求であったようですから・・・。

新任監査役:ところで我が社の話に戻ると、どういうことでしょうか?

先輩監査役:コンサルタント契約というのは、その内容が多岐にわたりますので、内容を十分に確認する必要がありますね。それと、これでおかしなお金が流れていくことがあります。

新任監査役:報酬には基準がありませんからね。

先輩監査役:金額だけでなく、相手先も何かのダミーというケースもありますから要注意ですよ。

新任監査役:悪事は際限がないですね。■

- 監査役は監査を通じて、会社と社会に貢献できる-

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