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2012.09.25

NO.90 閉ざされた組織に発展はない

監査役A:今日(9/25)の朝日に「講道館に縛られず外から学べ」がありましたね。

監査役B:ノンフィクションライターの柳澤健さんのお話ですね。読みましたよ。

監査役A:国際大会で戦う日本の柔道選手は、世界のルールでなく、講道館が唱える「正しい柔道」にも従わなければならない、らしいね。

監査役B:その「正しい柔道」への拘りは、「講道館柔道の宗教にも似た硬直した思想に呪縛されている」ので「勝てるわけがありません。」とまで言っていますね。

監査役A:講道館柔道は、まさに「茶道や華道の家元のような私的組織」に過ぎませんね。段位も講道館が独占しているのですね。

監査役B:柔道の評価・資格認定を握っていると、どうしても「柔道イコール講道館」になるでしょうね。

監査役A:ここにも「柔道村」が出来ているのですね。講道館の身内だけで、「外部から相対化し、批判する人がいない」社外監査役や社外取締役が居ないと言う事ですから。

監査役B:柳澤健さんも「それが、日本柔道の最大の問題です。」と言い切っています。

監査役A:ましてや、海外の情報にも疎くなるという事例が出ていましたね。「ロシアはロンドン五輪の男子柔道で三つの金メダルを獲得しています。ベースはレスリングとサンボの技術です。敵を知らなくては勝てません。」

監査役B:だから、「外国の柔道は間違っている。講道館柔道だけが正しい」という思想に染まった日本柔道界は、日本選手をロシアやブラジルに長期遠征させなかったのですね。

監査役A:それに引き替え、アマチュアレスリングはすごいですね。1964年の東京五輪で金メダル5個を獲得しています。ロンドン五輪で女子が三つの金メダルをとっていますからね。

監査役B:それは人ですね。かつてのレスリングは故・八田一朗に率いられ、現在は、日本レスリング協会会長の福田富昭氏が居た事ですね。

監査役A:ベース人口も違ってきているのですね。「日本の柔道人口約20万人に対して、フランスは約60万人」というから驚きです。やはり、「危機を打開するには、「講道館」という思想から自由になるしかありません。全日本柔道連盟は講道館との一体化を改め、柔道界の外部から、例えば福田氏のような有能なリーダーを招く。

監査役B:社外役員の招聘でしょうか。

監査役A:それも「実現は極めて難しいでしょうけど。」と言っていますが、うちの会社と同じですね。■.



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